こんにちはYUMIです。
先日お客様からヘアカラーで髪を染めてもすぐに明るくなってしまうのですけど・・・。
という相談を受けましたので、今回はなぜ染めた髪がすぐに明るくなってしまうのか、明るくなってしまう原因と対策方法などを書こうと思います。
ヘアカラーで染めた髪がすぐに明るくなる原因とは?
まずは、基本的な事から解説したいと思います。
見た目の髪の明るさや色合いを「アンダーレベル」や「アンダートーン」と表現しています。
「アンダーレベル」とは
アンダーレベルとは毛髪のメラニン色素が脱色されていくときの明度(明るさ)のみを示します。
私たち美容師のサロンワークでは髪の明るさを段階的に分けたレベルスケールを使用して判断します。
そしてヘアケアマイスターでは、髪の明度を15段階の明るさに分けるレベル表示を使っています。
「アンダートーン」とは
黒神をブリーチしていくと、少しずつ髪本来が持っているメラニン色素が分解されていきますが、決して「白」にはなりません。その各明度(アンダーレベル)に応じて、残留しているメラニン色素によって見えるトーンを「アンダートーン」といいます。
上記の事を参考にしながら解説していきます。
ヘアカラーの明るさはレベルで表すのは先程解説しましたが、数字が大きくなるほど髪の色は明るくなります。
カラーをしていない日本人の髪の明るさは5レベルくらいです。生まれつき地毛が明るい方もまれにいますが・・・。
私が今まで見てきて経験したカラーをしていない人の髪の色はほとんど5レベルくらいでした。
5レベルがどれくらいの色かといいますと、明るさはほとんどない、黒になります。黒といっても真っ黒ではなく赤系が入った黒ってイメージです。
皆さんはカラーをする時に明るさだけではなく、色味も選びますよね?
単純な事なのですが、黒に色をのせても色味は変わりません。
では、どのように黒い髪から色味をだしていくかと言いますと。
ヘアカラー剤は先にブリーチ作用で髪を明るくして、後から色味を入れていくのです。
例えば5レベル(赤黒い髪)の髪を8レベル(オレンジ系の明るい茶色)のアッシュ系に染めたいとすると。
5レベルの髪を一度9~10レベルまで明るくしていきます。そこからアッシュ系の色味が入って8レベルまで下がります。
当然しっかりと色味が入っている時は8レベルなのですが、色味が抜けてくると髪の明るさは一度9~10レベルまで上げているので、そこまで明るくなってしまいます。
髪を染めてから時間が経つと染めた時よりも明るくなる原因はこのためなんです!
では、次に染めた髪がすぐに明るくならない為の対策方法です。
染めた髪がすぐに明るくならない為の対策方法
染めた髪がすぐに明るくなる原因がわかっので、染めた髪がすぐに明るくならない為の対策です。
明るくなる原因が色味が抜けていく事が原因なので、長くカラーの色味を楽しむには、染料を髪にとどめておくことが重要です。
そこで私がオススメする染めた髪がすぐに明るくならない為の対策方法をまとめてみます。
1.毎日のヘアケア(シャンプーやトリートメント)
毎日のシャンプーなどで染料は流れてしまうので、洗浄力のマイルドな(低pHタイプ)のカラー専用シャンプーとトリートメントをお勧めします。
2.紫外線の影響
直射日光をなるべく避ける事も長持ちする事になりますので、帽子をかぶったり、髪の紫外線対策用のヘアケア剤などで対処していきます。
3.汗、水濡れ
髪は濡れたままだと髪は少し吸収して膨張しているためダメージを受けやすく、内部の成分も毛管現象により流れ出やすい状況になってしまいます。
髪は濡れたままにせずにしっかり乾かすことが大切です。
上記の方法が私がお勧めする対策方法ですが、髪の細い方は太い方と比べて明るくなるのが早い傾向にありますので、ちょっとしたコツで対処できる場合もありますので参考にしてみてください。
髪の細い方は染料をとどめておく力が弱くなるため、明るくなりやすい傾向にあるので、希望の明るさより少し抑えて染めておくと色味が落ちてきた時に明るくなりすぎるという事が抑えられますので、さきほどの対策方法をしているのにすぐに明るくなるという方はこのやり方をしてみるのも良いと思います。
まとめ
せっかくヘアカラーをして楽しんでたのに、すぐに明るくなってしまって職場などで注意されてしまう・・・。
なんて事もあるかと思いますが、原因と対策を知る事で少しでも長くカラーを楽しむこともできるかと思いますので、是非参考にしてみてくださいね。
せっかく染めたカラーを長く楽しむために、ヘアケアはしっかりとしてあげてくださいね。
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