ヘアケアマイスターが教える正しいトリートメントの仕方

こんにちはYUMIです。

今日はシャンプー後のトリートメントの正しい仕方を書こうと思います。

自分の髪質にあったトリートメント選びや、正しいトリートメントのつけ方で、紫外線からのダメージ軽減などにもなります。

また、リンスとトリートメントの違いなどもわかれば用途によっての使い分けなどもでき、美髪のためのヘアケアにも大切なことなのです。

トリートメント剤とは?

トリートメント剤にはいろいろと種類がありますが、その違いはどこに作用するかにあります。

髪は痛むとマイナスに帯電します。リンス・コンディショナーの主成分はプラスの電化を持っている、(カチオン界面活性剤)です。

カチオン界面活性剤は、痛んだ箇所にくっついて髪をコーティングし、主に髪の毛表面に働きかけてくれます。

そして、髪の毛の内部にまで染み込むのがトリートメントです。髪の毛の構成部分を深いところまで届けてくれ、髪の強さや弾力、保湿力などを補修してくれます。

併用するときは、トリートメント→リンス・コンディショナーの順に使いましょう。

リンス・コンディショナー

髪の表面に働きかけ保護膜を作って守ってくれる。

髪の外側に作用するものをいいます。髪表面に保護膜を形成してくれ、指通りが良くなり、保湿、静電気の抑制に効果を発揮してくれます。

手触りやツヤを重視する場合におすすめです。

トリートメント

髪の内部まで浸透して芯から補修と保湿をしてくれます。

リンス・コンディショナーより深い所に浸透して、補修・保湿するものです。

タンパク質など欠損した髪の毛の構成成分を補ってくれます。

トリートメント剤の種類

トリートメント剤を使うタイミングは主に2つになります。

お風呂場で使う場合のでシャンプー後に使うトリートメントと、洗い流さないトリートメントといわれる物があります。

洗い流さないトリートメントの使い方は『プロが教える洗い流さないトリートメント【ラサーナ】の使い方と感想』を参考にしてみてください。

シャンプー直後につけるトリートメントは毛髪内部に浸透していき、髪が濡れてキューティクルが開いているところに入っていくのでコンディショニング成分を深いところまで届けやすいです。

洗い流さないトリートメントは、主に髪の表面に作用する特性があり、油分などで被膜を作り毛髪をコーティングすることで水分保持を高め、指どおりが良くツヤを与えてくれます。また濡れた髪の時や乾いた髪の時など両右方に使えたり、スタイリング機能を持ってたりと用途が広い物が多いのも特徴です。

正しいトリートメントのやり方

1.つけるのは中間~毛先まで

手のひらで髪をやさしくはさむようにして、中間~毛先にむけてトリートメント剤を大まかにつけていきます。

2.手ぐしでなじませる

両方を交互に使ってコーミングしながらなじませます。数回繰り返すと髪にまんべんなくからみます。

3.仕上げはしぼり

中間から毛先に向かって髪を軽くしぼっていき、トリートメント剤をなじませます。

ヘアトリートメントをもっと効かせるテクニック

蒸しタオルを使って髪を加熱するとキューティクルが開き、トリートメント剤の浸透がよくなります。目安は3分程度で、冷たくなったらはずしましょう。

髪の毛で痛んでるのは主に毛先です。毛根は生まれたての状態なのでダメージもほぼありません。毛根にトリートメント剤をつけてしまうと頭皮の毛穴をつまらせ、逆にダメージの原因になることもあります。せっかく使うなら、効かせどころを間違えないようにしましょう。

まとめ

トリートメント剤には様々な種類があり、用途によって使い分けるのが良いです。

また、正しいトリートメントの仕方をすることで紫外線などからのダメージを保護し、美髪につながります。

自分にあったトリートメント剤を見つけるには、毛質やダメージの状態を知ることが大事です。クセの有り無しや毛量の多少、毛の太い細い、髪の剛柔などをチェックしてみましょう。

自分の髪質を知ることで、トリートメント以外のヘアケア製品も選ぶのが楽になり、お手入れの効率もアップします。

私たち美容師はたくさんの人たちの髪を触ってきた経験もあり、髪質やダメージ具合を的確に判断していきます。

是非迷ったときは遠慮なく聞いてくださいね。

成分などを詳しく書いた記事も参考にしてみてくださいね。

➡シャンプー、コンディショナーの成分や効果の基礎知識

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